完全にポエム投稿である.
B4となり研究室に配属され,いわゆる卒業研究というものに取り組んでいるが,その実態はまるで掴めていない.
F欄大学だからなのか研究室の問題なのかは定かでないが,どうやら自分の所属している研究室では,先生はやりたいテーマを沢山持っているがそれが消化されていないという状況のようだ.つまり実装段階で止まっている.自分でやりたいテーマを持っていく事も歓迎されているが,自分はそうせずに,先生が持っているテーマかつ自分の興味あるもの/やっていて楽しいものを卒業研究として選んだ.
後は理解,実装,計測を重ねるだけであった.やっていることの本質が分からなければ先生に参照するべき資料を教えていただき,計測結果の解釈が出来なければ先生の見解を教えていただく.次に改善点と今後の方針も示されれば,またこのループに入る.
最も問題視しているのは,この改善点が先生から出たもので,自分が考えたものではないということだ.自分が考えているものとしては,どういうデータ構造で持つべきかだったり実装面の最適化で,全く研究の本質ではない.
さらにはこのループを続けていたらSIAM PPのポスター発表が決まり,上手くまとめられたら国際学会のオーラルに出そうと先生に言われている.やっていて楽しいし,著名な方々を見ることができるのは嬉しいが,もはや何が何だか分からない.
先生には論文を読むことが研究であると指摘された.しかし,卒業研究に関するもので読んだ論文は多めに数えても$10$本ぐらいだ.このレベルが研究なのかどうかを考えてみれば,それとは別のもののように思えるし,感覚としては論文の組み合わせ実装による数値解析/HPCの学習である.
既にまとめの時期に入りながら,このような感覚しか得られていないのは,自分の能力の無さであり非常に残念に思う.